カーボンナノチューブブートキャンプ!
こんにちは、平田です。
新年初の出張は、横浜!
カーボンナノチューブ実用化ブートキャンプに行ってきました。
カーボンナノチューブブートキャンプとは??
私たちも研究しているナノカーボン物質の代表カーボンナノチューブ(CNT)を
本気で実用化するための合宿なのです!!
主催の産業総合研究所(AIST)の広報HPはこちら↓
https://www.nanocarbon.jp/topics/?id=38
今回は第二回。前回は11月の韓国出張後に参加しました。
産総研CNT実用化研究センターHPより
参加者の中で唯一、生体材料へ応用したい私。CNTはもちろん、様々な分野でのプロ研究者の皆様の前でプレゼンする私。
これまで、、、、
歯科の学会で発表すると「なのちゅーぶってなに?なんでくろいのつかうの?」
ナノカーボンの学会で発表すると「なんでバイオに応用するん??」
バイオマテリアルの学会で発表すると「なのかーぼんじゃなくてよくない??」
と至極ごもっともなご意見がほとんどで、ちょっとさみしい思いをしておりました。
そのため、このプレゼンも、と~っても緊張しました。あ~なんでこれに応用するのって感じになるのかなあと。
しかし、このブートキャンプでは、みなさんが興味を持って下さり、実用化にむけての様々なアドバイスや具体的なプラン、ご意見をビシビシといただいております。
なんというか、、、、、
とっても嬉しい楽しい!!!!!!涙
第一回の集合写真
第二回の集合写真
私超笑顔。そして皆さん笑顔。良い写真ですねえ。
私は、大学院生から10年以上CNTを使った骨再生の研究をしております。「これに使えるのかな~」「こういう特徴があるのかな~」と手探りでいろいろやってきましたが、
これを用いてついに、実用化したい!
臨床に、患者さんに役立てたい!
という気持ちがメラメラと湧いてきました。
研究をやっていると、一体どこに向かっていくのかわからなくなることがあります。そんなとき、診療していると「こういう材料だったら、この患者さんに合うのに」ということを思ったりします。
私たちの成果を実用化することは、CNTをずっと研究しながら、臨床現場にもずっと携わってきた私の任務です。どちらも決して辞めることはありませんでしたし、今後も続けて行きたいと思います。
チームの人数は少ないですが、私が一人でコソコソコツコツやってきたよりは、うんとたくさんの進歩があります。また、心強い共同研究者の皆さまもいらっしゃいます。
生体への応用はかなりの険しい道ですが、皆さんとで実現に向かっていきたいと思います。
ガレットデロワでフェーブが当たったので、幸先良いスタートです!