論文物語 ③ 私の戦闘力は…

こんにちは!平田です。

 

 

最近、

急に、

なぜか、

 

 

 

フリーザ様が気になって仕方ありません。。。

 

 

 

べジータですら当時24000だった、戦闘力が53万なんですよ!!!????

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突然現れて、桁違いの戦闘力が明かされるって、、、

当時の少年(うちの旦那含)を、さぞかし絶望の淵にたたきおとしたことでしょう。

その一方で、ネットでよく言われていることですが、「理想の上司」ぷり!

かなりの格上なのに、偉ぶらず、部下には敬語。あと、なんかよくわからない乗り物に乗ってる、素敵。あと、顔が良い。

最近、暇さえあれば「フリーザ」で検索している自分がいます。

ラインスタンプもDLしました。早速、院生や技官さんに送りつけています。

週末はフリーザ編、熟読したいと思います。

 

 

さて、前回からのつづき、、、

 

 

 

若干1500 wordで完成し(てしまっ)た私の論文の秘策!

 

 

 

それは、

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full paperではなく、short communication で投稿するという作戦!

 

 

 

説明しよう!科学雑誌に掲載される論文には大きく3種類あります。

1. Full Paper :Articleとも呼ばれる。Introduction, Materials&Methods, Results, Discussion の所謂IMRDからなる論文。文字数やFigureの枚数に制限はほとんどない。

2. Short communication : letterとも呼ばれる。 速報的な要素が強く、1.と比べるとデータの量は少ないが、革新的な研究成果を、より早く発表するための形式。そのため、文字数とFigureの枚数に制限あり。

3. Review : あるテーマの論文を片っ端から読んでまとめたもの。雑誌によってはその研究の権威がinvite されて執筆したものもある。

 

 

 

「だから~、LetterのほうがArticleよりも革新的なやつじゃないと。」とおっしゃる研究者の皆々様。すみません!その通りです!しかし、事情をお察しくださいませ…。※よいこ(院生)はまねしちゃだめよ!letterは学位論文にならなかったりするよ!

 

 

 

 

さあて! 1.3.はあるが、2.が無い雑誌もあるため、2.がある雑誌を検索検索〜

 

 

投稿する雑誌を選択する際に大切なのは、論文内容と雑誌のScopeがマッチしているかどうかです。それに加えて意識していることがあります。

それは、

化学など分野の異なる研究者の皆さんにも論文を読んでもらいたい!歯学だけど、歯学だけど、こんな研究をしてるんやでって伝えたい!伝えたいこの気持ち!

 

 

 

ちなみに、前回論文を掲載していただいたのは、

https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2016/nr/c6nr02756c#!divAbstract

Nanoscaleで、Royal Chemical Society(王立化学会)が出版する雑誌だったので、

https://www.rsc.org/journals-books-databases/about-journals/nanoscale/

 

ja.wikipedia.org

 

 

 

今回はAmerican Chemical Society(アメリカ化学会)にしたいと思います!

 

 

 

 

アメリカ化学会と王立化学会、、、どちらも化学業界では泣く子もだまる学術学会。

 

出版部門では、39誌の雑誌(多くが各分野のトップジャーナルとなっている)と、数シリーズの書籍を発行している。中でも最も古いのは1879年に発行を開始した米国化学会誌(Journal of the American Chemical Society, JACS)であり、これは現在発行されている全化学系雑誌の中でもトップクラスのインパクトファクターと、極めて高い権威を有する雑誌である。

ja.wikipedia.org

 

 

ACSの発行する中でもトップジャーナルである「JACS」(戦闘力15万インパクトファクターIF 14.357)。これをもってる(論文がJACSに掲載されたことがある)っていうと、化学界隈では一目置かれる存在となります。

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もちろん手の届くはずもなく…。

 

 

 

あきらめるのはまだはやい!

 

 

 

姉妹誌があるではないか!!!!

 

 

 

 

しかも、姉妹誌にはACSナントカカントカ、みたいに、ACSの冠がついてるんですよ。(※ついてないのは、それはそれで超有名)

研究者の皆さんも「ACSナントカ、っていうと結構受けが良い」そうで。。。

 

 

 

私決めた!ここにする!

 

 

 

ACS Biomaterials Science & Engineering

https://pubs.acs.org/journal/abseba

(戦闘力4万≒IF 4.432

 

 

 

 

Letterもあるしね!

 

 

 

 

 てことで…

 

 

 

 

submit!!!

Yes! ポチットナ!

 

 

 

 

 

 

だがしかし、この時点で平田の論文戦闘力は1500(words)!!!!!!

 

 

 

いったいどうなってしまうのか!?

 

 

 

次回、早すぎる攻撃!?平田の論文は宇宙の藻屑と消えるのか!?ACSの壁!!

 

 

 

絶対見てくれよな!