仕事での旧姓使用のための手続き
こんにちは。平田です。
ブログのアイコンを作りました。
旦那氏作。
結婚してから1年間は旦那氏の仕事のために別居しておりましたが、4月より北海道大学に赴任してきましたので、めでたく同居しております。
紫蘇を育て始めた理系男子。
そんなわけで、実は本名は平田ではないのですが、仕事のときは平田を名乗っております。
理由は、一応10年以上仕事してますと、Hirata名義の業績がちょこちょことたまってくんですよね。名前が変わると業績も紐付けされにくくなってしまう。ぐぬぬ~
そんなわたしに朗報!!!
大学&大学病院は旧姓使用OK!(※大学ごとに規定が異なる可能性あります)
歯科医師免許も旧姓のままにできる!(※ただし医籍は変わります)
ということで、歯科医籍と大学の手続きなどについて記載しておきます。
1. 歯科医籍と保険医登録
1-1. 歯科医籍
歯科医籍は、新姓(本名)に書き換える必要があります。手続きと必要な書類はリンク参照。
なお、旧姓等の免許証をご利用になりたい方は免許証の原本を添付する代わりに保健所で原本照合した免許証の写しを添付し、申請書の標題及び中段に記載している「籍(名簿)訂正・免許証書き換え交付」の”免許証書き換え交付”の文字を二重線で消してください。旧姓等の免許証の再交付はできませんのでご注意ください。
※厚生労働省では「医師等資格確認検索システム」をホームページ上で公開しておりますが、このシステムは医籍(歯科医籍)の氏名に対応しているため、旧姓などの使用により、医籍(歯科医籍)に登録されている氏名と使用している氏名が異なる医師等は検索できません。
そうなんです。新しい姓に変えると、旧姓の免許は回収されてしまうんですね。なんか悲しい…。歯科医師国家試験に合格したのは平田なのに…。でも、旧姓の免許を使用することは可能なのです。
ただし!登録されてるのはあくまで新姓、なので、検索してもでてこない…「あいつニセ歯医者じゃ…!?」って思われてしまうこともなきにしもあらず。
どちらを選ぶかはアナタ次第ですよ。
1-2. 保険医の届出
Q3-8 婚姻等により改姓した後も旧姓を使用したいのですが、保険医(保険薬剤師)は、どのような手続きが必要ですか。
A 改姓による医籍の登録事項変更手続きの際に、旧姓使用を希望するために免許証の書き換えは不要と申し出た場合でも、保険医(保険薬剤師)の氏名変更の届出は必要です。
この場合、保険医・保険薬剤師氏名変更届(エクセル:23KB)の「変更年月日」欄の余白に「旧姓使用を希望する」旨の記載をしていただくことで、旧姓のままの登録票を引き続き使用することが可能です。
※ 登録票は添付しなくて結構ですが、旧姓使用をやめる時は登録票の再交付が必要ですので、再交付申請書に添付して届出を行ってください。
よくあるご質問(保険医・保険薬剤師の登録等に関する申請・届出)/北海道厚生局
2. 大学に提出する書類
<人事情報登録変更>
■提出書類等
・人事関係事項の届出書
旧姓使用を希望される場合は「2.旧姓使用」欄についても記入してください。
<共済組合関係>
■提出書類等
・記載事項変更申告書
・長期組合員資格変更届
・先生の組合員証(カード証)
<共通の添付書類>
■提出書類等
・戸籍謄(抄)本写し 1部
★住所変更がある場合
<通勤・住居手当関係>
提出書類
・通勤・住居届
<会計関係>
1)統合口座申出書(給与,共済短期給付金,旅費の振込用)
2)口座指定用紙(団体扱いの生命保険料等の引落用)
3)カード使用者諸変更届(コーポレートカード)
人事関係届出書に、「旧姓使用希望」とすれば、その後ずっと旧姓使用できるんですよ。
もちろん、科研費などの研究費も旧姓でOK!これは便利!
3. その他
<郵便局>
旧姓と新姓の両方とも使用出来るようにする。住所が変わらなければ、新姓を追加して旧姓はそのまま残しておく(廃止しない)。住所変更ある場合には両方の姓で届け出を提出。
<パスポート>
こちらの過去記事ご参照ください。
てことで、旧姓使用してみることにして1年。メリットとデメリットは以下のとおり。
旧姓使用のメリット
- これまでの業績が紐付けされやすい
- 仕事とプライベートを切り替えられる
- 周りのみんなの動揺が少ない(平田が平田でなくなると混乱するらしい)
- 「結婚した件」について説明する必要が少なくなる
旧姓使用のデメリット
- 今回どっちの名字だったか!?と自分一人が混乱する。例えば予約の名前とか。
- え、結婚してたの!?となったときには説明が必要にはなる。
…あ、デメリット特にないです!
そもそも、結婚してるかどうかは仕事には全く関係ないのです。フランスに留学していたとき、旧姓というか、結婚しても名字が変わらないシステムで、便利そうだな~って思ってました。実際日本ではまだ完全に旧姓を使用できるわけではないのですが、逆に2つ名前ができるので面白いです。
手続きもそこまで煩雑ではないので、必要あれば是非試してみてください♪